泌尿器科
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女性泌尿器科

女性泌尿器科について
女性泌尿器科について

排尿トラブルなどの泌尿器にかかわるトラブルや病気は年とともに増えてきますが、女性の場合、尿道の構造や、妊娠・出産などが原因で起こる排尿トラブルなどが若いうちからみられます。 泌尿器科の領域である腎臓・尿管は男女共通ですが、尿を排出する臓器(膀胱~尿道)やその周辺の生殖器などは、構造が男女で大きく異なるため、性別の違いに基づいた治療方法が必要となります。 泌尿器科を受診する女性の多くは、排尿トラブル(トイレが近い、急にトイレに行きたくなりがまんできない、尿がもれる、尿が出にくい、排尿後も尿が残っている感じがする)がきっかけになっています。また、泌尿器のお悩みをどこに相談すれば良いのかわからないと言ったお声もいただきます。
デリケートな問題なので医師による診断を受け治療を受けましょう!

尿失禁(尿漏れ)
尿失禁(尿漏れ)

「尿失禁」といえば、TVCMでもよく、大人用のおむつの広告が宣伝されています。年を重ねるにつけ、尿失禁という現象が起こりうることは社会的にもずいぶん認知されるようになり、機能的なおむつなども気軽にドラッグストアで入手できるようになりました。尿失禁は特に中高年の女性に多く見られます。
女性は、男性に比べて尿道が短いこと、また分娩によって骨盤底筋が弱くなることなどから、尿失禁が見られる率が高くなります。

恥ずかしさから医療機関へ受診せず市販のおむつを使うなど、ご自分で対応される方も多いようですが、尿失禁は、運動療法や服薬治療などで治すことが可能です。また、尿失禁のタイプによって治療法も異なります。自己判断で何とかしようとせずに泌尿器科にご相談ください。

腹圧性尿失禁
骨盤内の臓器を支える骨盤底筋が弱くなることが原因で、おなかに力を入れると漏れてしまうタイプの尿失禁です。

(症状)
☑力を入れたときに漏らしてしまう
☑くしゃみや咳をしたときに漏らしてしまう
☑走ったり、飛んだ時に漏れてしまう

切迫性尿失禁
膀胱が尿をためる力が弱くなることが原因で漏れてしまう尿失禁です。脳卒中(脳梗塞や脳血栓、クモ膜下出血)によって起こる場合もありますが、女性の場合に多いのは、慢性膀胱炎に合併した過活動膀胱や不安定膀胱、更年期障害による女性ホルモンの低下で膀胱や尿道が萎縮し、本来の機能を失って起こるタイプの尿失禁です。

(症状)
☑急に尿意を催してしまって、我慢ができない
☑何度も尿意を催してしまう
☑夜寝ているときに漏らしてしまう
☑お手洗いにたどり着く前に漏らしてしまう

急性膀胱炎
急性膀胱炎

膀胱炎は、若い方にも多く見受けられる疾患です。 女性は、男性と比べて尿道が短く、外陰部の細菌が膀胱内に進入しやすい体の仕組みになっています。通常は尿道からの粘液分泌や尿そのものによる洗浄効果が働いています。しかしストレス、極度の疲労、職場環境や天候の急変、冷え症などにより体力や免疫力が低下すると、尿による洗浄効果だけでは十分な防御効果が得られなくなり、膀胱内に進入した細菌が繁殖して膀胱炎が引き起こされてしまいます。


(症状)
☑排尿時に痛みがある
☑何度も尿意を催し、何回もトイレに行く割にはあまり量が出ない
☑すっきりと排尿できない(残尿感)
☑にごった尿が出る

(治療方法)

(治療方法)

ほとんどのケースでは、抗生物質や抗菌剤による治療で治ります。
数日薬を服用した後、自覚症状がなくなり、顕微鏡検査で膿尿や細菌が消失すれば内服薬を中止できます。以前は膀胱炎はどんな抗生物質を飲んでも効きましたが、最近は耐性菌が多く存在するため、細菌検査で薬剤感受性を見つつ薬を選択しないと、簡単に慢性化するようになりました。
膀胱炎を放置していますと、次第に症状が軽くなり、自覚症状がほとんど消失して、治ったと錯覚してしまいます。(これは男性の尿道炎でも見られる兆候です。)
また、用法用量を守らず、中途半端に抗生物質を服用したため、腎盂炎を生じたり、慢性化することもあります。
泌尿器科のお医者さんに受診したら、その場で必ず尿を顕微鏡で検査してもらい、感染の重症度や治療効果、確実に治癒していることなどを確認してもらいましょう。

(治療中の注意点)

(治療中の注意点)


■薬をきちんと飲む
■水分を充分取る
■トイレを我慢しない
■新陳代謝を高める(特に下半身を冷やさないように注意)
■刺激物(熱いもの、辛いもの、アルコールなど)は避ける
■治癒していることを尿の顕微鏡検査で確認してもらう

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